エントリーに良さそうなロードバイクをピックアップしてみた(2012年版)
昨年勢いで作成したまとめが意外と反響が良かったので、今年も同様に2012年モデルから15万円以内で購入できるエントリーに最適なロードバイクをピックアップ。NAVERまとめでまとめてみました。
そもそもは「自転車を始めたいんだけど、何が良いですかね?」という友人、知人からの相談に答えるにあたってのリサーチとしてピックアップしはじめたものです。情報としてはWebサイトやカタログに掲載されている情報を集めたもので、特におすすめ等の記載はしていません。また、これから始めたい人をイメージしているために、完成車で国内で購入できるロードバイクモデルに絞ってピックアップしています。
15万円以内で購入できる入門用ロードバイクをピックアップしてみた(2012) - NAVERまとめ
この価格帯(10~15万円)は一昔前と比べて、だいぶ充実してきた気がします。国内で続く自転車ブームも影響しているのでしょうか、選択肢が多すぎて迷ってしまうかもしれません。なのでこの価格帯でロードバイクを初めて購入する際に検討したいことも、いくつか列挙しておくことにします。
1. デザインとグラフィック
まずは自分が気に入るデザインやグラフィックを見つけましょう。最初の一台ですし、見た目が気に入るかどうかは非常に重要だと思います。理由としては、自分が本当に気に入った見た目のバイクは、ポタリングに出かけるにしても、練習するにしても、モチベーションに影響します。お気に入りのバイクでありさえすれば、必然と乗る回数も増え、上達することでしょう。何しろたくさん乗って慣れることが重要ですから。
今回のまとめも、各モデルのサムネイル写真を付けておきましたので、フレームの造形(デザイン)や、カラーリング(グラフィック)をチェックしてフィーリングに合うモデルをいくつかピックアップしましょう。造形は性能にも直結しますし、カラーリングは乗るときの服装にも影響することでしょう。とは言え、このエントリークラスのバイクで、特別何かに秀でていて、特別何かに劣っているということは考えにくいので、安心してください。
2. サイズ
気になるモデルをピックアップしたら、オフィシャルサイト等でサイズを確認しましょう。もちろん自分にどのサイズが適切かは判断できないと思いますが、実はサイズがとてもとても重要です。例えば自分がとても小柄な体格なのに、小さなフレームサイズ展開がなければ、どんなにデザインやカラーが気に入っても、購入すべきではありません。オフィシャルサイトの情報などを確認し、豊富なサイズ展開かどうかだけでもチェックしておきましょう。実際に購入する際には、そのフレームサイズの在庫があるショップを探し、跨ってみる必要があります。ショップでお目当てのフレームに試乗できる機会はそうそうありませんが、購入を前提に跨らせてもらえることはあるでしょう。
フレームの設計にも寄りますので、一概に目安を言うことはできませんが、サイズだけは妥協するとすぐに後悔することになりますので、覚えておいてください。サイズはブランドはもちろん、値段やデザインよりも優先します。サイズの相談に乗ってもらえなかったり、近いサイズの在庫を強引に勧めてくるショップでの購入は辞めましょう。
3. コンポーネント
バイクのギアなどのメカニカルな部分(フロントディレイラーやリアディレイラーなど)をコンポーネントと呼びます。この価格帯で採用されるコンポーネントは、SORAかTIAGRAのグレードが一般的なようです。逆にこの価格帯で105が採用されているケースもあります。
個人的な見解ですが、ポタリングだけではなく、ゆくゆくはスポーツとしてエンデューロなどのファンレースにも出場するようになりたい、ということであれば、TIAGRAグレードは欲しい気がします。 特に新しくなったTIAGRAは10s(10速)化していますので、上位機種により近づいたと言えます。105であればちゃんとしたレースにだって出られる耐久性や品質が確保されるでしょう。SORAグレードでは、やはり変速が気持ちよくスパッとキマるかどうかといった使用感の面で不安が残ります。気にしない方や、長時間・長距離を乗らないのであれば問題になりません。またSORAは9s(9速)なので、その点でも少し劣るでしょう。
ちなみに、上記のコンポーネントはどれもSIMANO製品の概要です。SIMANO以外のメーカーももちろんあります。ですが、この価格帯では信頼性とコストパフォーマンスの面でSIMANO製品が採用されいるケースが多い傾向にあります。また主要なパーツはSIMANO製品としつつも、細かい部分を互換性のある他社製品とすることでコスト削減を図っているケースも多いです。
結論から言えば、用途に応じてある程度のグレードが決まってきますが、エントリーバイクということを考えれば、そこまで神経質になる必要はないと思います。ちなみに基礎知識としてグレードは高い順に DURA-ACE、ULTEGRA、105、TIAGRA、SORA という順番になりますので、覚えていて損は無いでしょう。
もうひとつ、あまり言及されることは少ないのですが、ブレーキのグレードはチェックしておいた方が良いでしょう。コンポーネントのグレードの違いで一番体感しやすく、一番安全に影響するのがブレーキだからです。
4. フレーム素材について
フレーム素材についても確認しておきましょう。今回リストアップしたバイクは、クロモリ、アルミ、アルミ+カーボン、という種類です。今回リストアップされていない素材では、竹やチタン、カーボンなどもありますので、興味がある方は調べてみるのも良いかもしれません。
クロモリはいわゆる鉄です。一般的に柔らかさ(しなり)があり乗り心地に優れる昔ながらの枯れた素材です。今でもこれからもファンが絶えることはありませんが、メーカーのラインナップからは減少する傾向にあります。デメリットとしては重量がかさむという点があります。これは加減速の激しいレースシーンや、山登りの際には明確なデメリットになります。それでも、デメリットを上回るメリットも多く、魅力的な素材と言えるはずです。
アルミはクロモリよりも硬く軽い素材です。硬いので、乗り心地は一般的に悪くなるように言われますが、最近では製造技術的な進歩や、設計などからだいぶ改善されている状況です。メリットはクロモリより軽いことや、硬さを活かした剛性の確保となります。また、アルミフレームの剛性は確保しつつ乗り心地に配慮するため、シートステイの部分だけをカーボン素材としたカーボンバックと呼ばれるフレームも増えています。
最近ではカーボンフレームも価格もこなれてきて、かなり一般的になってきました。それでもまだ高級素材でもありますので、この価格帯のエントリーモデルでフルカーボンのバイクは残念ながら候補に入ってきません。チタンや竹も同様です。
やわらかく乗り心地が良ければ、より長距離を疲れずに走り続けることができます。硬く軽量であれば、より機敏な加減速や登坂に威力を発揮します。自分がどのような走り方をしたいかによって、適した素材は大まかに見分けることができるでしょう。もちろんクロモリで硬く組まれたバイクもあるでしょうし、アルミでも乗り心地優先で設計されたバイクも存在しますので、目安と考えましょう。
5. ショップ
購入したいモデルは2~3候補決めましょう。○○の××というモデルの△△色というような形で候補を出します。そのモデルの取り扱いがあるショップを探して相談することになりますが、商品取り扱いの有無だけではありません。
まずバイク本体以外にも、購入しなくてはならないものが多く存在します。例えば、多くのロードバイクにはペダルが付属していません(!)。丁寧にそういったものの相談に乗ってもらえるかや、購入前に実物を見せてもらったり、またがらせてもらえるかどうかなども検討事項となります。
さらに、購入後のメンテナンスなどでもショップには継続的にお世話になることになります。ですので、自宅に近いかどうか、相談に乗ってもらえそうかどうかも含めて検討しましょう。
実際に購入し準備が整ったら、私もぜひご一緒させてくださいね。


